Thursday, July 30, 2015

ありがとうありがとう

馬とアースラ(Fort St. John, BC)

彼女には本当にたくさんをさせてもらった。

ダムに行こう!と世界一のアースフィルドダム(ダムが盛り土で出来てるダム)や、
湖上でボートゆらゆらと釣りをたのしんだり…
(※ここでは釣りにもライセンスが必要なので、私は出来ませんでしたが…)

彼女は私との会話、私との情報交換を本当に楽しんでるようだった。
私も彼女と話すのが楽しくて、ガールズトークというかなんというか(笑)


アースラは48歳、2年前に娘を授かった。
「彼女を授かったこと、簡単なことと思っていないのだけれど、私後悔はしてないの。」
と言っていた。

前の旦那さんとは多くの苦労の末に死別したそうで、「法的には、まだ未亡人なのよ。前夫側の家族には、未だ私の新たな道も娘のことも祝福されてなくて。私は一人で居るべき存在なのよね…」と悲しそうに語ってくれた。

彼女の元を離れる数日前の事だった。

私は彼女の話を聞いてて涙をこらえていた。
何も言えなかったのは、なにか言えば泣きそうだったのと、言うべき言葉も見当たらなかったからだった。

ただ、「旦那さんに出会ってよかったねぇ」とだけ…



生物ってのは、前を向いているものなんじゃないだろか。
前にしか向けないものじゃないんだろか
あたしにはアースラがよりたくましく感じられた

痛みを知っているからこそ優しくて、真っ直ぐな彼女なのかなって…


あたしはこの3週間彼女とたくさんをシェアして嬉しかった
ありがとう、アースラ

Wednesday, July 29, 2015

ファームでの働きっぷり

チキンの皆さん(卵を採るための鶏たち)

毎日たまごをありがとう





ファームで働くのなんて初めてだった。


卵を取るたびに怒って突いてくるニワトリとか
抱っこしたら嫌がるウサギには、その思い出を傷というカタチで残してもらった(笑)
傷のこりやすいんだよ(苦笑)
でもなんか、将来「この傷はね…」と言えるね


農用フォークで干し草を運んだり、草刈機を使ったり、ATV運転したり、馬をブラッシングしたり、飼料を作ったり、飼料用小麦の袋を縛ったり、運んだり…

とにかく全身を使うのね!!!
おかげさまで日々が筋トレだった。


『マミ、あなたには驚かされるわ!』と、草刈機をブイブイ言わせていたときに言われた。
あなたがバケツに水を運んでる姿や、写真に収めたいくらいだわ!笑
シャベルさばき(というのか? 笑)もイイわヨ!
…と、お褒めに預かり嬉しかった(笑)


山関係の調査やら実習が役に立った。



でも何よりお母さんがパワフルすぎるわ、めちゃ重いものも軽々運び、スタミナはあるわで
本人は『歳だわ…』と言っていたけれど

一体どこが!? (;´∀`)

ってほどパワフルスーパー母ちゃん

+ 毎食をサササと作り、
+ 保存食やパンなどを作り、
+ 毎日娘(2.5歳)に飛ばす喝がやばい!



何より朝から体を動かすのが素晴らしいなって(笑)


Tuesday, July 21, 2015

サロンへ行く


右です
髪の毛は長年伸ばしてて(※切るのがめんどくさくて)大きめのお団子ができるくらいあったんですが

このたび
なんか…すみません、これしかなくて‥
ボブになりました。


前に切った時も普通にロングだったので、長らくロングが続いていた私ですがホント久しぶりにこんなに切った。
久しぶりにショートにしよう!ベリーショートかな〜!彼くんと同じくらい切ろうかな〜…♪ とか意気揚々と言ってたのもつかの間、直前で「ボブくらいの短さにしたいんだけど…」と弱気!


怖気づいたのか勇気があるのかはわからないけれど…(広がってコシノジュンコ系になる)。だって、ワンレンボブなんて初めてと思います。




初めてのカナダでのサロンで緊張してましたが良かったです。
ほんとにいいんですか? なんて日本だと聞かれちゃうけど
オッケー!ちょっと切ってから髪の毛洗おう バサッ って速攻!でした。


髪の毛を洗うにも豪快で、『そこアイライン引いてる待って〜』ってくらいガシャガシャ洗ってもらいました(タオルはかけないよ)(笑)
気持ち良いほどの豪快さだし、どんだけ日本のサロンが丁寧なんだ〜!ってなったよ

私にはこっちのほうが気を使わないし緊張しなくて良いかもなァ…


※※※
ちなみに予約必須ってわけでもないので行きたいときにサロンへ直接行って
Can I have a haircut ? って聞くといいです。
予約はしてないんだけど〜(I don't have an appointment though.. )とか言うと、「今大丈夫よ」とか「1時間後なら」とか提案をしてくれます。




今度はショートにしてもらいたいです。
髪は伸びるから、失敗しても死なないしね♪
いざって時は坊主!
デミ・ムーア:GIジョーのように!(アン・ハサウェイ:レ・ミゼラブルのほうが今どき?)

Saturday, July 18, 2015

カナダでベイキングを

ケークサレ

野ブルーベリージャム

アースラの色んな物を自分でつくる習慣を身につけたいなっと、
ベイキングを精力的にやっていた近頃…

でも何だかどれも、パーフェクト!最高!とは行かずベイキングの道の険しさを実感…

お菓子を作るならノンデイリーがよくって、
今はグルテンフリーの薄力粉を買っているのでそれを使います。



作ったものは 
ミックスベリーコブラー:そこそこの出来栄え…
ピザ:イーストがなんか変な風味になって…
バナナブレッド:焼けてないのに型から出してベチャ〜 (;_;)



と、どれも中途半端なできあがりに
お菓子を失敗すると、なんかショックが大きい

それでも私は今日も何かを作りたいと言ってるようだったので、
ピンと思いついたケークサレを作ってみることにしました。


出来上がりは上々!
おかずケーキ、ブランチなんかに持ってこいだな〜
コレは色々と具を変えて作っていきたい

良い物作りました


そして、今日は彼くんが山(仕事場)から持って帰ってきたブルーベリーとハックルベリー[!]をジャムに。
適当に作ったにも関わらずとても良い出来に


昨日はバナナブレッドの失敗で涙したけど、本日は打って変わって嬉しい日
私ってばそんなもん(笑)


計量カップでのレシピじゃないと、秤がないから作れないし、
道具も色々制限があるんだけれど、今自分が出来るもので食べたいものをチョイス
グルテンフリーの薄力粉もコチラでは一般浸透しているので手に入りやすいし、色々試せます。

赴くままに試していきたい



ベイキング道はつづく

【参考にしたレシピ】
ケークサレ:http://rely-on-toaster.blogspot.ca/2013/12/blog-post_8602.html?m=1
ブルーベリージャムは適当
  • ブルーベリー   2〜3カップ分くらい
  • ブラウンシュガー ブルーベリーの1/4量程
  • レモンジュース  小さじ2程度
  • コーンスターチ  小さじ1程度

    これらを鍋に入れて、くつくつ弱火で煮ていくだけ。適当にいいかな〜って頃に冷まして瓶にでもいれましょ

Wednesday, July 8, 2015

In Rose Prairie

道中、グレイハウンドから夜明けが見えた


Helpxを通して、Fort St John市街地から車で40分程の Rose Prairie という場所にあるアースラのファミリーファームでヘルパーとして働くことになった。

6月15日、私は夜行バスに乗ってプリンス・ジョージを後にし、翌朝バスが到着すると彼女は既にバス停で待ってくれていた。
バスの中から彼女が見えた時に、『この人だ』っとすぐに分かった。


それまでがグウタラ生活の極みだったために、「ちゃんと働けるかな…」と少し疑問だったけど、毎朝起きて決まった時間に朝食を食べ、そしてニワトリ小屋へと餌やりに行っり、うさぎを外に放したり、温室を開けて空気の入れ替えをしたりと…

そんな野外で体を動かす仕事は自分としても好きなようで、楽しく全く仕事をしているという気持ちではなかった。



ニワトリやうさぎの水を運ぶ作業は、敷地内の溜池でバケツに水をくみ、運ぶところから始まるので、まだまだ筋肉がへなちょこな私には必死の作業だったけれどアースラは感心してたみたい(笑)

ファームでは毎日行うルーティンもあれば、その季節ごとのスペシャルワークもあるわけで、『今日は何をするのかなぁ』と思いながら過ごしてた。
だから日によって仕事が多い日もあれば、少ない日もあって、天気との兼ね合いもあるし。

一日何時間 という風に決まってるわけではなかった。

昔、研究やってた時代には野外調査がそんな感じだったから、感覚は慣れてて私はそういうスタイルが好きみたいね(笑)


仕事は野外だけじゃなくて、私は家のお手伝いも好きでやってた。
ご飯の用意も手伝うし、テーブルのセッティングは私の仕事だったし、お水をピッチャーにつぐのも私の仕事だった。
お掃除も(余計なお世話かな?と伺いつつも 笑)やったり、洗濯物も取り込んだり。

家事は好きだから、なんか全部普通にこなしてて…




アースラは、何でも自分で作ってしまう人。
パンも手作り、ジャムもドレッシングも、ペイストリーも自分で作って楽しんでいる。
全てがサササッて感じで、その手早さとランチを作るような感じでお菓子作りをしているが、『お菓子作りってそんなに簡単なものなのか!』って私の中では発見だった。

パンはもちろん、パイを作ったり、パン粉を拵えたり、
ジャムを作ったり…


「自分達で育てたものをジャムにしたり缶詰にしたりして、冬に備えるの。」

「すごく自然なことだし、好きだな」 と言うと、

「そう、すごく自然でしょ? 昔の人は皆そうやってたのよ!」とアースラは言った。


私もトコロテンや、福岡郷土料理のおきうとは手作りで家族に振る舞うんだけど、
そうなの。皆作れるんだよね。
色んな物、スーパーで売っててその過程がわからないだけで、昔はそれを1から必要な分だけ作って楽しんでいたのよねぇ。



わたしは、割りと早くアースラが好きになった。